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zoom RSS ドラードギャラリー「第6回表現者展」

<<   作成日時 : 2016/12/15 14:03   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 62 / トラックバック 0 / コメント 7

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高田馬場にあるドラードギャラリーで開催されている「表現者展」に行って来ました。

ドラードギャラりーは写真のように趣向を凝らした建築で、主に若い絵描きさんを中心に

人気のある憧れのギャラリーさんです。

わたしのお絵かき仲間の間でも、このギャラリーで開催される企画展に参加することが、

わりとステイタスになっています。

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「表現者展」は今回で第6回。わたしは3年ほど前、第3回の時にも観覧に行ってます。

応募作はご覧のように小品サイズですが、割と熱のこもった丁寧で繊細な作品があり、

若々しい感性で自己を表現する点ですぐれた作品が多いと思います。


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ギャラリーの2つある入り口の左側の方の赤いドア。

どこかスペイン地中海様式を想起する意匠が魅力的です。

ドラードはスペイン語の「エル・ドラード(黄金郷)」から来ているでしょうから、

主催者の小原聖史さんはスペインのイメージを抱いて建てられたのでしょう。

スペインは美しい国だし、何たってピカソの国ですからね^^

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前回わたしが足を運んだ第3回の時はドラード近所の高田馬場の早稲田関連の教会付設の

スコットギャラリーホールという施設で行われていました。

教会付設の建築物だけあって、内部はとても雰囲気のある木造の作りになっていて、

第3回目の展示はその地下で行われていました。

水彩、油彩にこだわらず、ミクストメディアなどの技法を用いたまったく自由な作品が、

ほの暗い木造の部屋にぎっしりと飾られ、

わたしはその奔放で自由な制作精神にまったく魅了されてしまいました。

ミクストメディアというのは、油彩、水彩、版画などの従来(ヨーロッパ中世以降)の

伝統的な純粋芸術(ファインアート)に対して、

20世紀初頭のダダイズム等に端を発したもので、日常品や、複数の素材を用いて表現する

新規の芸術技法を言い、平面作品の技法としては歴史の古い公募展ではNGの技法です。


水彩なら水彩、油彩なら油彩という枠にこだわらず、水彩とパステルとか、

あらゆる素材を画面に糊料で固めたりしてオーソドックスな表現を打ち破って、

独自の表現法を模索する、簡単に言えば「チャンポン技法」と言えば

分かりやすいかもですが、それらを近年可能にしているのが

アクリル画材だと思います。


アクリル画材には画面に様々な素材をのっけて固める「ジェル」というものがあり、

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これは油彩でいうとペインティングオイル(絵具に混ぜて硬さや濃度を調節する溶剤),

また日本画でいうと膠(にかわ)のような役割をするものなのですが、

水性で扱いやすく、乾くと透明でクリアな仕上がりで、例えば浜辺で拾った美しい貝のかけらや、

宝石、キラキラ素材など、画面にあらゆる好みの素材を定着させることができるのです。

第3回表現者展では、若い人たちの自由で夢に満ちたミクストメディアの作品が、

キリスト教会付設の質素な木造の部屋に所狭しと出品されていて、

絵を始めて間もないわたしにはそれはショックな展示会でした。

また、「表現者」の表現という言葉には、対象をそのまま写し取るリアリズムに対して、

画家の内的世界を表現する超現実の世界を表した言葉でもあると考えられます。


今回の第6回展では応募数は減りましたが、

質的に洗練された愛らしい作品が、明るい展示室の中で整然と輝いていました


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大型作品の搬入口かな?いえ、上階への入り口でしょう。雰囲気ありますね^^

床にはモザイクで東洋風の図像も見られます。

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その後、歩いて新宿の画材店世界堂へ。

新宿の世界堂本店は5回まで全部画材屋。

お絵かき屋の憧れのお店です。

画材店は千葉にも昔はカマタとか大きくて商品の充実しているお店がたくさんあったけど、

バブルがはじけたら次々閉店してしまい、

最近では津田沼のユザワヤも売り場が縮小してしまって、

益々寂しくなってしまいました。

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店内見渡す限りの画材屋。

こんな光景、もう、電車乗って東京まで足を運ばないと見られないのが悲しい。

しかしまた、画材はほぼ「なんで?」と吐息が漏れるほど高価。

やはり絵を描く、自分を表現するということは、贅沢なことかもしれません。

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
とっても、勉強になりました。(^^)
ミクストメディア…
mixed mediaってスペルですか?
やったら、何となく…
感覚的に理解出来そうです。
音楽で言えば、フュージョンミュージック。
ちゃうかな?(^^ゞ
でも、単に、ミックスでなく…
新しい技法を創りだし、独自の世界を創る事が目的なんでしょうね。
新しい技法や世界観などは、どんなに優れていても、スグには受け入れられない事が多いです。
「歴史の古い公募展ではNGの技法」というのは、公募展の在り方自体が時代遅れ?(^^ゞ
油彩、水彩、アクリル、墨絵、版画、切り絵、貼り絵…
うーん思い浮かばない。
筆を使っても、その技法は様々でしょ。
中には、手を使ってるのもあるし。
そう考えたら、絵の技法の数ってスゴイんですね。
でも、自分独自の技法が開発できたら楽しいでしょうねぇ…

ドラードギャラリー、素晴らしい建築物ですね。
高田馬場ですか…
行く事は無いと思うけど、もし、行く機会があれば、絶対に写真を撮ってこよっと。(^^ゞ
yoppy702
2016/12/16 23:17
yoppyさん、いらっしゃいませ!
きちんと読んでくださってありがとうございます。

最近では公募展でもかなり自由な募集が行われています。
技法にもはやりすたれがあって、また公募展も結構、毎年どんどん新しいのができて目まぐるしいです。

しかし日本は絵画を壁に飾るという習慣が薄く、
まだまだ絵描きはボランティア的な姿勢を余儀なくされています。
絵画が西洋由来の色が色濃いし、
わたしの考えでは、数年〜数十年にいっぺん、
大抵の日本人は地震という何もかもを失う可能性のある
リスクを国土的に持っています。
高価な宝物を重々しく額縁で飾り立てて、壁に吊り下げ、明日をも知れない美に耽るには、
多少の選ばれたる境遇が必要ですよ。

何だか悲観的な言い方ですが、
絵を描き始めた時は、自分が「何をどう描くか」で頭がいっぱいで、購入者が「部屋をどう飾ろうか」と考えているなどとは、思いもよらず、
ただ子供の頃より好きだった本の中のきれいな絵に
憧れてのことでした

と、
ちいかめ
2016/12/17 10:50
久しぶりのコメントありがとうございました。
多方面での活躍素晴らしいですね。
私はただ絵を描くのが子供のころから好きで、「人に上手だね!」と言われれば嬉しくて自己流で描いています。
良いお年をお迎えください。
tamachan
2016/12/17 16:26
こんにちわ、いらっしゃいませ!
お久しぶりです。
今年ももう残すところきっかり2週間ですね。
わたしは来年も相変わらず行き当たりばったり、
お小遣い稼ぎとお絵描きを続けて行こうと思っています。
NHKの朝ドラの歌にのように、若い時はやりたいことが自由にできなかったけど、わたしは今がその時なんだろうと思います。tamachanさんも楽しんで、よいお年をお迎えください<m(__)m>
ちいかめ
2016/12/17 20:49
身近な処の専門店の閉店や売り場縮小は、本当に困りものですね。

私も、別な趣味なのですが、その専門店の減少衰退振りにはなす術なしのお手上げ状態なのです。
kazukun
2016/12/20 16:42
kazukunさん、いらっしゃいませ!
掲示板の方ではお世話になってます
減少する専門店とはなんでしょう、
kazukunさんのコメントは「引き」があって、
次のコメントが待ち遠しいですね( *´艸`)
ちいかめ
2016/12/21 12:29
私の行ってた専門店とは、模型、オーディオ、アマチュア無線パソコン、電材、それに塗装、建材等のお店です。

今は、DIY店とか、通販に頼っていますが、いまひとつですね。


kazukun
2016/12/25 01:27

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