THE FIELD

ブログ第2回で挙げた「THE FIELD」、印象深い映画なので、あらすじをちょっと。

WIKIPEDIAで検索したけど、載ってなかったから。

主人公はアイルランドの貧しい小作人(仮に父ちゃんと呼ぶ)父ちゃんは、猫の額ほどの狭い借地を日々の努力

で青々と豊かに育て、一頭の牛を養っている。そんな父ちゃんを手伝う息子(ショーン・ビーン)は、仕事を終え、

日が落ちると、地主の後家の家に嫌がらせに行く。

後家はよそから嫁いできたので、うまく追い出すことができれば、土地は地元の

法律で競売にかけられ、周辺で働き者として信頼の厚い父ちゃんが土地を入手する可能性が高い。

念願かなって後家が土地を競売にかけると、結局落札したのはアメリカからやってきた資産家だった。

父ちゃんは精魂込めた土地の前で、ここに一大行楽地を築く夢を繰り広げるぽっと出のアメリカ人を

憤怒のあまり殺してしまう。

実はビーン演じる息子には13歳年上の兄がおり、ビーンが生まれたとき、

「この子(ビーン)はアメリカへ移民に出そう、長男はわたしの跡を継がせる」

との言葉を隣室で盗み聞きし、首つり自殺をして地元のカトリック教会の柵外で

(カトリックなので自殺は破壊行為なのでその罪で)眠っている。

年端のゆかない少年が自殺をするほど見込みのない土地、

やがて愛想を尽かして出奔しようとしたビーンも事故死し、そして自分も投身自殺に追い込む恐ろしい結末、

貧しい土地ゆえに絶望し、憎み合う痛々しい人々。

ひとつひとつのエピソードが、絶望的な貧しい土地がらへの呪いを描いて、哀切限りない。

耐えに耐え、その土地に生まれた代償を払い続け、揚句にすべてを奪われるとき、

強靭屈強の父ちゃんも崩壊してしまう。

夢の喪失が人を殺す過程を過酷に描く「THE FIELD(畑)」

名作だよ!

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