発信者と受信者

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「薄暮のバイオリニスト」 ほぼF6 マルマン画用紙 不透明水彩 2013

小さいので画像をクリックして、拡大してご覧ください。



描き手が渾身の力を込めて制作しても、作品が観る人にとって共感できなければ

その作品は価値の低いものとなってしまう。

重要なのはイメージの共有だ。

決して描き手の身勝手な幻想ではなく、観る人が欲しいと思うものを描くことが

絵描きの務めなのだ。

絵描きに限らず、制作者の修業は、人が何を求めているかを探り、

その中に自分で表現できるものを見つけて身につけることだ。

しかし自分の感覚を信じて制作し、他に問いかける作業もまた重要だと思う。

上の作品は今年の春に描いたものだが、細かいディテールが自由に描ける

不透明水彩の魅力を発見し、楽しんで描いたが、あまり人気がなかった。

19~20世紀のヨーロッパのイラストレーションに憧れていた時期の

影響が強く出ている作品だ。

ずいぶんがっかりして次は透明水彩やパステルで風景画を数点描いた。

絵画と言えば、やはり部屋に突然できた異世界への窓、

どこかの風景が1番の題材だと思ったからだ。

ネットの素材屋や、自分で撮影したものをプリントアウトして、

画用紙に等倍して忠実に描く。

それは一応成功して相応の額で売れた。

けれどもそれをこの先ずっと自分の仕事と割り切ることは、わたしには無理みたいだ。

まだまだ試してみたいことがいっぱいある。

だけど風景画を描けばとりあえずART-MeterでSOLDできる。

購入してくれた何人かの方もそれを望んでるような気がする。

発信者と受信者の意識の交錯。

人に相手にしてもらえる作品を描きたいし、しかし今まで心に去来したイメージも

追っかけてみたい。

迷ってる時間なんてもう自分にはあまり無いように思えるのに。







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