土づくり

ここ数年、晩秋に試してみたいと思っていたことをついに実行した。

落葉のシーズンに手箒と大きなビニール袋を持って、

うずたかく積もっているあたりの落ち葉を大量に集め、畑にすき込むのだ。

母はわたしの意見や制止をものともせずにどんどん作物をつくる。

喧嘩をしてもしょうがないのでフォローにまわる。

つまり種を蒔くのと収穫するのは母で、耕したり肥料を用意したり、

土づくりをするのはわたしという役回りらしい。

実際芽出しは母の方が率よく成功する。

あの世の父が肩入れしているのではないかとさえ思う。

わたしは失敗が多いので、庭でポット苗を作って幼苗に育ててから

定植するやり方をしていたが、農作業に母が参加するようになって、

たった6畳ほどの小さな畑にやたらと種を蒔きたがる母の後ろで、

畑が痩せないように肥料や石灰を用意し、

請われるままに耕してまわる従僕のようなわたし。

前にも書いた通り、肥料にしていた米ぬかが入手しにくく、

施肥が鶏糞オンリーになってきて、土壌の栄養のバランスが偏りがちなうえに、

母が次々と作物を作って酷使するので、冬の農閑期に畑に落ち葉を大量に投入して、

よく耕しておこうと思う。

化学肥料は即効性だが、多用すると土壌の養分バランスを崩してしまう。

米ぬかは緩効性のバランスのいい肥料で、落ち葉からできる堆肥はさらに緩やかだが、

粒土を微細化から救い、土中に酸素を含ませ、長いサイクルで土壌を豊かにする。

落葉の季節真っ只中の今、町はずれの舗道には広葉樹の落ち葉があふれている。

掌に握るとほろほろと崩れて土に帰ってゆく、堆肥には最も理想的なものだ。

しかし堆肥を作るスペースも余裕もないわたしにはこれが精いっぱいだ。

ホームセンターで10L数百円で売られている高価な腐葉土はこうしてできるんじゃないかな。

無料米ぬかの神様に頼り過ぎていた自分から卒業できるかな。




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