キャンバス木枠制作(前篇)

油彩を描いていると、同時進行で制作中の作品がどんどん増えて行ってしまう。

油絵の具は乾きが遅いので、いっぺんある程度描いたら数日その画面が

べたつく状態になってしまって、描き続けることができないからだ。

そうすると、ついほかに新作を描きはじめてしまうのだ。

が、そうすると新しいキャンバスが急に必要になってしまう。

画材店はちょっと遠いし、なかなか出かけられないし、

ということで、ちょっと自分で作ってみようということになった。

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上の画像はF0号の既製品キャンバス木枠の裏面です。

キャンバスを自分で制作すると言っても、サイズの大きいものはそれなりに構造が複雑なので、

小さいものに限ります。

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上は表になる、キャンバスを張る面の方です。

キャンバス木枠を作る上でポイントになるのは、

表側の木枠の外側のヘリと内側のへりが厚みが違うということで、

つまり木枠を構成する4つの木片は切り口が台形をしていることになります。

下にごく簡単な設計図(?)を書き出してみましたが、

キャンバスを張ったときに画布と木枠の間に遊びができるように、

斜めにスロープ状になっているわけです。

ホームセンターで購入する木材は方形ですので、木枠にこのスロープを与えるために

下図のように内側に向かってスロープ状にやすり等で削る工程が必要になります。

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下の画像はこれから制作するF3キャンバスの、いわゆる型紙です。

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サイズはキャンバス画布を張った完成サイズなので、

およそ1mmほどの厚さのある画布を張った場合のことを考慮に入れて、

木枠はこころもち小さめに作るといいと思います。


下の画像は今回使う道具です。このほかにサンド・ペーパーなんかも使います。

右から2番目の見慣れないものは「のこやすり」と言う器具で、

年末にTV番組「和風総本家」で紹介され、気に入って購入しました。

木片の面取り、角を落とすなどの作業に優れています。

一番左の(下の?)銀色の道具は直角クランプです。

木枠の角の90度を作るときに役に立つだろうと考えて、以前購入したのですが、

実際に試すと微妙にずれがあってあてになりませんが、

これに木材を固定すると、のこぎりで切断する際にやりやすいので愛用しています。

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大分省略していますが、上の設計図によって4片の木片を切り出し、

内側のヘリに向かってやすりでスロープを作っておきます。

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あとは下図のように接着剤を塗る前に型紙の上に置いて組み合わせ、

やすり等で切り目(接着面)の微調整を行います。

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後編へ続きます。

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この記事へのコメント

夜間飛行
2015年01月20日 01:58
こんばんは、今度はキャンバス自作ですか!すごいですね…
あのようなきれいな形にするのが難しそうです。記事の更新を
楽しみに待っておりました~!

寒さで怠けて秋からずっと油絵はほったらかしているので、
こちらで勉強して春になったらまた再開したいです。といっても
ちいかめさまのようなハイクオリティなものは出来そうにないので
いつものタッチになりますが^^;

後編も楽しみにしております。^^
2015年01月20日 10:47
夜間飛行様、コメントありがとうございます^^
オジュケンのお仕事、きっと大変なのでしょう。
キャンバス作り、絵を描くだけでなく、こういう画材の段階で勉強・制作してみるのも楽しい寄り道です。
近々新作UPするのでそちらもよろしく~^^

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